※※記録/回想※※ 興奮を抑え切れずに 忍者ブログ
八月の読書日記。好みとしては米澤穂信、恒川光太郎がお気に入り。ミステリ、推理が割と好き。自分から手を出すことは少ないが、推されると弱い。基本的に濫読派。  不定期更新です。キーワードは『宵の徒然』
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ちょっと日記。



遂に来た……


 新作来たこれぇぇぇぇ!!!



『二人の距離の概算』
(米澤穂信/角川書店)



<古典部>シリーズ 最 新 作 !

10/12発売の野性時代より連載開始!



それにしても意味深なタイトルだこと。
これはもしや〇〇小説フラグ?


デビュー作である『氷菓』から続く<古典部>シリーズ。

どうにも<古典部>は「ライトノベル出身の若手作家のライトな小説」との見立てが主流のようですが、
でもね、例えば『クドリャフカの順番』とかはミステリとして鉄板だと思う。
「フェアプレイに脱帽」とね。
ミステリーとしての<古典部>を語るなら読んでからにして欲しい。

語ると長くはなりませんが、やめときます。
まぁ、読んでみて下さいよ。


……とか、
やはり1番の魅力はそこに青春小説が絡むところ。

そこに謎があって、謎には解決(理由)があって、理由には人の心があって、

>『氷菓』なら、部室の謎から格技場が、愛なき読書家から高校史が、昔の事件の謎から幼い千反田の涙が、それら全てと「カンヤ祭」から、一人の人の叫びが解き明かされる。

みたいな評を読んだことがあります。

他にも、
『愚者~』だったら本郷の、もしくは折木自身の
『クドリャフカ~』だったら“犯人”の
『遠まわり~』だったら折木、福部、伊原、そして千反田の。

青春期にありがちな人情の機微っていうかさ、そういうのを一つの軸とする<古典部>は、今となっては米澤さんの本流ではないのかもしれないけれど、やはり彼の魅力の一つだと思う。




とか言って!
最大の関心事は『遠まわり~』のラストがあんなに素敵だっただけに二人の今後の関係が気になり過ぎてどうしましょう。
ってことですけれどねっ!!








追記:
『ボトルネック』が文庫化されたので買いました。単行本と並べてニヤニヤしてみたり。
ちょっと装丁が違い過ぎて吃驚。

これはまぁ、ミステリーと言うか。青春SFと言うか。

青春期の全能感を試練にかける。無能感の化物を描き出したと言われていました。
「絶望的すぎる」と叩かれてもいるような暗黒ですが。
『さよなら妖精』と共に米澤青春小説の最高級の作品だと思う。

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大学生
自己紹介:
血液型はA。好きな飲み物は微炭酸かコーヒー、紅茶。
右利き。携帯を左手で持つ。


特に好きな作家様

米澤穂信・恒川光太郎・恩田陸・神谷学・瀬尾まいこ・万城目学・西尾維新・紅玉いづき・土橋真二郎・日日日……


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