八月の読書日記。好みとしては米澤穂信、恒川光太郎がお気に入り。ミステリ、推理が割と好き。自分から手を出すことは少ないが、推されると弱い。基本的に濫読派。 不定期更新です。キーワードは『宵の徒然』
至極どうでもいぃ話し、この本を読んだあとしばらくの間ホンダのスーパーカブに乗りたくて仕方がなかった。
はぃ。書くことがないから、自宅にあるラノベでお茶を濁そうという魂胆。第二弾。(押韻)
『旅に出よう、滅びゆく世界の果てまで。』(萬屋直人/電撃文庫)
“なおと”じゃないよ。“ただひと”。“よろずやただひと”です。
まぁ、例によって、ほぼ一年前に読み終えた直後は「外したぁ」って思ったのですけれど、最近読んで思った。
『第二章 翼』に関してだけ言えば、なかなかの秀作。
って言うか、何か上目線だな何だかこんなレビュー紛いのことやっているとちょっと感性がと言うか表現が辛辣になって行くような……
……笑顔修復完了。
粗筋を言うならば、
『喪失症』と言われる“この世から一切合切の固有名詞が『喪われ』、人々は名前を失い、色彩を失い、存在自体を喪失していく現象”が世界を緩慢に蝕む中、『少年』と『少女』は一台のスーパーカブに乗って旅をする。
……っていう話し。
後書きによると、電撃大賞の〆切り一ヶ月前になってから書き出したっていう、なかなかステキな突貫作業で生み出されたらしい。
その所為なのか何なのか、全体的に粗削り。
いゃ、別に後付けの感想じゃないっすよ?!
ただ何だか重要な見せ場以外、つまり“ラノベしている”部分の表現については在り来りかなって感じ。
他の真面目な部分に於いての表現についてはいぃのに。
けれど、ライトノベルの最大の特徴は、小難しい表現を省いてと言うか、使わずに、馬鹿馬鹿しく見える程にキャラを立てて、世界描写を軽妙にするところでしょうからね。文長くてすみません。
だからこんな作風は個人的によくあるラノベなのかなぁと思ったり。
何だか感想と言うか、雑感って感じだけれど、まぁいぃでしょう。
して、問題の第二章について。
この章は先日のジェットコースター理論で行くと、
上がり切った瞬間にレールが失くなって墜落。
みたいな 笑
これがなかなか良い。勿論悲劇なのですけれど、インパクトあるし。きらきらしていた世界は一気に闇の中に……
この展開への持ち込み方、そして暗くなった世界の表現がわたし好み。
その後の幕間も良いです。
泣くに泣けない。あまりにも急展開過ぎて。
けれど、その展開しか有り得なぃ。
そうこない場合も考えられるけれど、それでは駄目だ。と思ってしまう程にその展開がぴったり。絶妙のバランス感覚だと思う。
それ以外の二つの章ははっきり言ってしまえば、
“記憶にないです。”
何か印象が薄いのですよね。
「あぁ、こんな人が出てたっけ」と思うも、その人が何をしていたのかまでは思い出せない。
『喪われた』のかな?
まぁ、そんなこんなで萬屋直人『旅に出よう、滅びゆく世界の果てまで。』でした。
内容★★★☆☆
文章★★★☆☆
総合★★★☆☆[良]
※全てに於いてわたしの主観です。
※再度読むことで全く違う印象を受けるかもです。
※わたしが決定的に読解力に欠けているのかもしれません
§いつもコメントありがとうございます。
>>葱さん
全く以て同意見です。
僕だってレジ行くときちょっとイヤですもの。
とか言いながら、出だし何頁とかのカラーは欲しいかも、とか思っている人見ですが 苦笑
だって白身魚さんの絵が好きなので……
>>サカつく先生
何度もラノベの記事を書いておいて何ですが、読まなくてもいぃかも……。
ラノベを莫迦にするつもりは毛頭ありませんが、正直この“何でもあり”のジャンルは当たり外れが激しい上に読み手を選ぶものかも知れないので。
実は読書量はそんなに多くないと思います。月に一冊読めば万々歳ですね。最近は。
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はぃ。書くことがないから、自宅にあるラノベでお茶を濁そうという魂胆。第二弾。(押韻)
『旅に出よう、滅びゆく世界の果てまで。』(萬屋直人/電撃文庫)
“なおと”じゃないよ。“ただひと”。“よろずやただひと”です。
まぁ、例によって、ほぼ一年前に読み終えた直後は「外したぁ」って思ったのですけれど、最近読んで思った。
『第二章 翼』に関してだけ言えば、なかなかの秀作。
って言うか、何か上目線だな何だかこんなレビュー紛いのことやっているとちょっと感性がと言うか表現が辛辣になって行くような……
……笑顔修復完了。
粗筋を言うならば、
『喪失症』と言われる“この世から一切合切の固有名詞が『喪われ』、人々は名前を失い、色彩を失い、存在自体を喪失していく現象”が世界を緩慢に蝕む中、『少年』と『少女』は一台のスーパーカブに乗って旅をする。
……っていう話し。
後書きによると、電撃大賞の〆切り一ヶ月前になってから書き出したっていう、なかなかステキな突貫作業で生み出されたらしい。
その所為なのか何なのか、全体的に粗削り。
いゃ、別に後付けの感想じゃないっすよ?!
ただ何だか重要な見せ場以外、つまり“ラノベしている”部分の表現については在り来りかなって感じ。
他の真面目な部分に於いての表現についてはいぃのに。
けれど、ライトノベルの最大の特徴は、小難しい表現を省いてと言うか、使わずに、馬鹿馬鹿しく見える程にキャラを立てて、世界描写を軽妙にするところでしょうからね。文長くてすみません。
だからこんな作風は個人的によくあるラノベなのかなぁと思ったり。
何だか感想と言うか、雑感って感じだけれど、まぁいぃでしょう。
して、問題の第二章について。
この章は先日のジェットコースター理論で行くと、
上がり切った瞬間にレールが失くなって墜落。
みたいな 笑
これがなかなか良い。勿論悲劇なのですけれど、インパクトあるし。きらきらしていた世界は一気に闇の中に……
この展開への持ち込み方、そして暗くなった世界の表現がわたし好み。
その後の幕間も良いです。
泣くに泣けない。あまりにも急展開過ぎて。
けれど、その展開しか有り得なぃ。
そうこない場合も考えられるけれど、それでは駄目だ。と思ってしまう程にその展開がぴったり。絶妙のバランス感覚だと思う。
それ以外の二つの章ははっきり言ってしまえば、
“記憶にないです。”
何か印象が薄いのですよね。
「あぁ、こんな人が出てたっけ」と思うも、その人が何をしていたのかまでは思い出せない。
『喪われた』のかな?
まぁ、そんなこんなで萬屋直人『旅に出よう、滅びゆく世界の果てまで。』でした。
内容★★★☆☆
文章★★★☆☆
総合★★★☆☆[良]
※全てに於いてわたしの主観です。
※再度読むことで全く違う印象を受けるかもです。
※わたしが決定的に読解力に欠けているのかもしれません
§いつもコメントありがとうございます。
>>葱さん
全く以て同意見です。
僕だってレジ行くときちょっとイヤですもの。
とか言いながら、出だし何頁とかのカラーは欲しいかも、とか思っている人見ですが 苦笑
だって白身魚さんの絵が好きなので……
>>サカつく先生
何度もラノベの記事を書いておいて何ですが、読まなくてもいぃかも……。
ラノベを莫迦にするつもりは毛頭ありませんが、正直この“何でもあり”のジャンルは当たり外れが激しい上に読み手を選ぶものかも知れないので。
実は読書量はそんなに多くないと思います。月に一冊読めば万々歳ですね。最近は。
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