※※記録/回想※※ 忍者ブログ
八月の読書日記。好みとしては米澤穂信、恒川光太郎がお気に入り。ミステリ、推理が割と好き。自分から手を出すことは少ないが、推されると弱い。基本的に濫読派。  不定期更新です。キーワードは『宵の徒然』
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in 関東地方

六日、目が覚めたら雪国になっていたわたしの地元では、結局日がな一日降り続けただけでなく、激しい地吹雪を伴い、首都圏から訪れた観光客の車が路肩に延々と立ち往生している光景が見られたそうな。
文長くてスマン。


川を挟んだ隣の市ではそんなに降らなかったらしいから不思議なものです。



その日僕は帝都東京で新宿駅大冒険をしていました。快晴でした。
受験本番を想定して下見を兼ねて大宮⇒新宿⇒下高井戸の乗り換えを確認。

お上りさんであることを必死で隠すよう痛々しいオーラを醸しながら
「京王新線って何さ!? 京王線は何処さ!?」
と内心バックバク。

狭い日本と言われながら、新宿駅広いなぁ、これ。


結局京王新線と京王線はたいした違いはなく、笹塚の乗り換えを除けば普通に大学に到着。
写真は撮らずにそこから文教大へ下見。


越谷の長閑さ具合は大田原と張るんじゃなかろうか。


その日と翌日は大宮泊で七日八日と本命私学の受験。

思ったより建物古いよ汚いよ。


「イメージがパンフと300゚違う」

とは友人の弁。



受験本番にして魅力三割減。

相対的に駿河台魅力三割増。




(´・ω・`)頑張るよ。

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発狂しました。

内輪ネタだが。



今日で平成22年度大学入試センター試験が終了したわけです。

滞りなくと言えばそうですが、無事にとは言えない。


取り敢えず、うちの高校の先生方への尊敬を強める形となりました。

「漢詩と和歌が出る」と繰り返し訴え続けた古典の先生。

「なんかービジュアル読解がなくなるらしいよー」と宣った英語の先生。


今思えばアルス工房のカウントダウンフラッシュ、センター試験一日目のToday's word「また、出題傾向が変わってもあせらないこと。」の文言も予言めいていて空恐ろしい。

穿ち過ぎか……?




取り敢えず自己採点結果。



七科目(宇都宮)57%/66%

三科目(現英生)75%
三科目(国英生)65%

も う だ め だ \(^O^)/



国語、数学、英語が気が狂う程に難しかったと思う。

特に数学ⅠAの確率は貴重な貴重な得点源だったのにあんな難しい問題が出るとか反則。第二問の計算ミスと確率の難易度の高さが敗因。第三問と論理と集合は端から諦めているので論外にしても内心が出るとか盲点。普通に三角関数をやらせてくれればよかったのに。

英語の新傾向第五問は完全な不意打ち。平易な文章ながら妙に内容の理解が追い付かなかった。今迄のイラストと四コマの問題であれば読む可き箇所がわかっているので英文の難易度以上に簡単だったのですが、今回の第五問はそうではなく、全体を舐めるように読まねばならなくて時間が足らなくなりました。第六問も読み難いし…文法は穴だらけだし。



反対に、日本史と生物は有り得ない程に簡単でした。

特に生物。
計算問題なんかひとっつもねぇ。
差が付くと言われる遺伝の計算を得意としていた僕にとってそれが出ないのは辛い。きっと平均点は規格外の点数になるはず。僕ですら三問しか間違ってない。



折角の歴生の高得点も偏差値にしたら大したことないだろう…


てな訳で散々でした。
発狂ついでに何処ぞのサークルに写メ上げてしまっ……てはいないんだなぁこれが。




こんな結果になってしまった今僕がやる可きことはセンターを使わない私学の個別入試に向けて英語力の強化に努めること。



私学なら是が非でも〇〇大学に行きたい。


あと三週間。頑張ろう。








最後に、皆さんお疲れ様です。

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「己が或る刹那に『まあ、待て、お前は実に美しいから』と云つたら、君は己を縛り上げてくれても好い。己はそれ切滅びても好い」
ファウスト/森鴎外訳




今この時が美しいから、永劫に渡って留めて置きたい。

流れ徃く時の一コマを切り取り留めたい。


そんな願いを可能にしたカメラの原型は日本史で言う江戸時代には存在していたそうです。
撮影にかかった時間はべらぼうに長かったとか。


小学生の頃自分用のフィルムカメラを一台持っていて、ことあるごとにシャッターを切っていました。
店に出して現像するときのワクワク感は忘れ難い……

とかならいいんですが。
もうさっぱり忘れました。

現像にかかるお金は意外に高くて、小学生のお小遣には多大な出費でしたね。
よくもあんなにはまっていたものだと思う。


デジカメが普及に普及を重ねた今では、自宅で簡単にプリントが可能。
「現像」なんて死語になる日も近いやもしれません。
カメラ屋として名高いコニカやニコンもフィルムカメラ事業からは撤退してしまいましたし。




では町の写真屋は衰退の一途を辿るのかと言えばそうではなく、僕、明日写真屋に行って来ます。


受験票と願書に貼る為の証明写真を受け取りに行く必要がありますゆへ。

わざわざ学校に出張して撮影して帰って行った写真屋さんは学校で販売してくれないのです。
ケチくせー


幾ら時代の流れだと言っても簡単には潰れやしない、
地域密着型の商人の機転には頭が下がります。

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久しぶりに読書雑感。


『電波女と青春男』
(入間人間/アスキ-メディアワ-クス)


この人名前巫山戯てるよね。
いるまひとま だそうですよ。
入間と言うからには埼玉の出身かと思えばさにあらず。
まさかの岐阜出身で埼玉にかすりもしない。

どーでもいいけどわたしは古川市生まれの千葉市出身で栃木県育ちです。とにもかくにも東日本。フォッサマグナを西に越えたことは修学旅行以外にない。

はいはい閑話休題。


粗筋としては、

両親の仕事の都合で転校かつ叔母の家に預けられることになった「ごくごくふつーの」高校生、にわ君は、下宿先となる叔母宅の玄関先で布団に巻かれた流行の最先端HIKIKOMORI(古い)のお嬢様発見!!
青春に水を差すそんな不安要因をものともせず、魅力的なクラスメート(女生徒×2)と触れ合い甘酸っぱい高校ライフを送る…のだけれど隣には布団巻きがいるわけで…

とまぁ、単純に言えばラブコメの王道を(基準はいちご百%)片輪走行している感じ。

ちなみに一巻の粗筋です。
まぁ一巻もとても面白いのです。特筆すべきことなし。
言うなれば軽快と言うかむしろ軽薄な文章に笑えば?
そして最後の青春人間ドラマに涙すればいいのですよ。しなかったけど。

けれどそれも一巻まで。


二巻は“青春”が取れてぶっちぎり人間ドラマかつホームドラマで感涙かつ似而非グランドホテル形式でパズルのピースおおわらわ。
文章それ自体も軽快かつ軽薄でノリの良い感じはそのままに、青空の描写が目に染みるような、爽快感がぶっちぎりで伝わってくるようなきれいな世界を作り上げています。
映画でも見ていたのか、俺。
脳内シアターで経済的だことよ。

三巻は実はまだ途中だったり。
ねぇ、人は誰しも超能力者なんだよ。
まぁ若干その主張に限ってみれば既視感満点なのですが。
な の で す が
どうなることやら

請うご期待!

俺がね。ワクワクしつつ寝る。



まぁいつにも増してまとまらない日記ですが。物の魅力を文章にするのは難しい。もっと精進しよう。

暇と金があれば是非どうか。

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二学期が終わったこの日、久々に日記を書く。


書き出しも久しぶりにこう。


をとこもすといふ日記といふ物をゝとこなればして心みむとてする



と言う訳で日記ですが。


本日を以て二学期の全日程を終了致しました。

着々と卒業に向けて歩みを進めて行く月日は佰代の過客とは良く言ったものです。嘘かも。

そして学期末と言えば通知表でございまして、盛大に泣かせて頂きましたよこれはどうも。

十段階評価にして四が三つもあるって何さ。

九が一つあるが、帳消しだね。


言うまでもなく現代文です本当に(ry
とまた間違って使ってみる。


それにしても年末のさようならの挨拶にして「よいお年を」って常套句がこんなにも意味をなさないシチュエーションは初体験です。
だっておおつごもりにすら会うもの。その翌日も会うもの。
元旦出勤お疲れ様。先生方も大変だよ。僕の夢はそこに加わることだけれどさ。



閑話休題。

いや、今までのどこにも閑話でない題はなかったんだけど。
こんな益体のない日記に何が閑話休題だって言うか、そんなことしたら日記自体が終わってしまいますよねー。


更に閑話休題。

このメータが振り切れたテンションは多分さっきまで読んでいた物騙りの所為だ。嘘じゃないよ。




まぁお察しの通り今日は久々に放課後を読書に費やしてしまったのだけれど、明日から待望でもない冬休み!
毎日学校や図書館に出没して16日17日に備えようそうしよう。



そんな決意表明でした、まる。

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スキマスイッチTour2010
「ラグランジュポイント」

3/3(水)宇都宮市文化会館




……行きたい。


が、金がない。
それに、そのころ自分がどうしてるのか検討が付かない。合格発表もまだだし。




そんな訳で遅ればせながらスキマスイッチ「ナユタとフカシギ」購入。初回限定DVD付き。


スキマ本人が自分達の出会いを元にしたという「双星プロローグ」に始まる三年ぶりのアルバム。

すぐ「雫」「ゴールデンタイムラバー」と名曲が続いて
「ムーンライトで行こう」で和む。
「ムーンライト」もそうですが「アーセンの憂鬱」や「フィクション」のように最後にオチがある曲は結構好き。

「病院に行く」「デザイナーズマンション」と続いてスキマの十八番とも言えそうな失恋ソング「8ミリメートル」へ。
「デザイナーズ」は今まであまりなかった感じです。
これにはなんと…『vocal,chorus,acoustic guitar,gut guiter,drums:大橋卓弥』との表記が!
ドラム…タクヤくん!?

そして失恋の曲から一転、頑張ってエロくしましたって感じだけどでんでんエロく聞こえない「レモネード」。
何だか知らないけれど涙腺ゆるゆるになった壮大な「SL9」。
「虹のレシピ」で盛り上げてから「光る」で締め。




Amazonでいくつか「歌い方が…」って評価があったけれど、個人的にはこれもあり。
「ゴールデンタイムラバー」や「8ミリメートル」は特に歌い方が変わってる。

総じて「新生スキマスイッチ」って感じでは確かにあると思う。
安い言葉だが、垢抜けたって感じではなかろうか……?



まぁ何だかんだ言っても、また「スキマスイッチ」が活動しているそれだけで嬉しいです。
タクヤくんのソロが始まったとき「スキマも終わりかぁ」って勝手に思ってましたから←
ソロが始まってそのまま解散したDef Techを思い出していたのかもしれない。





CDが二週したところを見計らって「夕風ブレンド」をセット。
「ナユタとフカシギ」の初回盤は高品質CD、Blu-specCDなのですが、その恩恵を全く受けない古いポータブルCDプレイヤー。
小学生の頃から持っているこの絶えずノイズの入る機械。僕の持っている唯一のCDプレイヤーはまだまだ現役です。







追記:初回盤Amazonで\3,017とか許せないんだが。俺の460Tポイントはどうしてくれる←

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ねぇ、僕はシモツキが嫌いではなかったんだよ。寧ろずっとシモツキでいて欲しかった!ねぇ、キミにいて欲しかったんだよシモツキ!!待って!ねぇ待ってよ!シワスなんて呼び寄せないでぇぇぇぇ!!





そんなこんなで月が改まりまして十二月です。師走です。梅初月、春待月とも。

記念に日記でもしたためようかと思い立ったのですが、はてさて何を書いたらよいのか、とんと検討が付きませぬ。はて。



話しは唐突に変わりますが、残すところ五十日を切りました。
あと四十八日です。一年生は覚悟を固めた方がいいでしょう。

友達に「寒稽古まであと四十八日しかないよ」って言ったら露骨に嫌な顔をされました。


そう、寒稽古までのカウントダウンです。


「寒稽古」とは、「85km強歩」と並ぶ〇高名物行事。

ざっくばらんに言うと、センター試験の翌日から七日間に渡って行われる、寒中マラソン、柔道、剣道、弓道のこと。
早朝六時からそれぞれ各人が自由に選択した「稽古」を行うのですね。ちなみに弓道は弓道部員のみ。そしてマラソンは七粁。


僕は寒中マラソンにしか参加したことがないので、その話しをしますが、

マラソンはスタート時刻が早朝六時。最終スタートは六時十分。
必然的に五時台には学校に来てなくてはなりません。だって着替えなきゃいけないし。家からジャージとかかったるいし。

当然日の出はまだしばらく先。
自転車で来る人は細心の注意を払ってね。事故ってスタートに間に合わなかった人を知っておりますゆへ。

六時にスタートして大抵の生徒は七時までにはゴール。
始業時間まで一時間半、ぐだぐだしたり朝ご飯にしたり。人気メニューはカップ麺。購買はありません。自販機は昨日設置された。

毎日7kmも走ると筋肉痛が酷いので、毎日湿布を貼って寝るように。気休めですが。



去年一昨年と皆勤した僕ですが(皆勤率は毎年べらぼうに高い。七八割くらいだっけ?)今年はあんまり出たくないなぁ。
と言いつつも多分皆勤する。

みんなそんなもんでしょう。
日の出を見ながら走るのも、悪くはない心地だと思いますよ。





『全く、地方の進学校ってのはこれだから……文武両道とか軽々しく言うんだ……』

クラスメートが愚痴ってた(至言だと思う)けど、まぁこんな体験も悪くないよね。
七日間四時起きとかマジやめてくれって思うけどさ。

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ぶ、文庫化していただとぉ!!

この僕が知らぬ間に……
いつの間に……




『雷の季節の終わりに』
(恒川光太郎/角川ホラー文庫)



恒川光太郎二冊目。
満を持して文庫化!!
      ………していた。
ので、即購入。装丁がまたきれい。



好きな作家を五人挙げろと言われたら、彼は間違いなく入る。
三人でも入る。
一人だと、無理かな……

今のとこ、三人だったら
米澤、恒川と、あと一人は恩田、西尾、樋口、北山から一。




と言う訳で感想と言うか雑感。

粗筋無理なんで端折る←
何を書こうにもネタバレになる。


今回は夜市と違って壮大な長編。
夜市から更に磨きを掛けた緻密で情緒的な文章が圧巻。



今回は夜市のような衝撃のラストはなくて、最後の何章かで急速に伏線が回収されていく感じ。
単行本だと読み終わって少し取り残された感じがあったのですが、文庫化にあたり加筆されているようで、随分と収まりがよくなりましたことよ。
時間ができたら単行本と比べてみようかな。



彼の文章ってとても静謐だと思う。
あまりに上手い字が書き手を示さないように、書いてる人が見えない。
癖とか、色とか、作風か。ほとんど感じられない。
丁寧だけど普通な日本語が並んでるだけなのに、でも特別な感じがする。



…………………
……………
……

駄目だね。眠いのかな。辞めよう。


取り敢えず、読んでみて。
もし少しでもわかってくれたら、嬉しいだろうな。

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ちょっと日記。



遂に来た……


 新作来たこれぇぇぇぇ!!!



『二人の距離の概算』
(米澤穂信/角川書店)



<古典部>シリーズ 最 新 作 !

10/12発売の野性時代より連載開始!



それにしても意味深なタイトルだこと。
これはもしや〇〇小説フラグ?


デビュー作である『氷菓』から続く<古典部>シリーズ。

どうにも<古典部>は「ライトノベル出身の若手作家のライトな小説」との見立てが主流のようですが、
でもね、例えば『クドリャフカの順番』とかはミステリとして鉄板だと思う。
「フェアプレイに脱帽」とね。
ミステリーとしての<古典部>を語るなら読んでからにして欲しい。

語ると長くはなりませんが、やめときます。
まぁ、読んでみて下さいよ。


……とか、
やはり1番の魅力はそこに青春小説が絡むところ。

そこに謎があって、謎には解決(理由)があって、理由には人の心があって、

>『氷菓』なら、部室の謎から格技場が、愛なき読書家から高校史が、昔の事件の謎から幼い千反田の涙が、それら全てと「カンヤ祭」から、一人の人の叫びが解き明かされる。

みたいな評を読んだことがあります。

他にも、
『愚者~』だったら本郷の、もしくは折木自身の
『クドリャフカ~』だったら“犯人”の
『遠まわり~』だったら折木、福部、伊原、そして千反田の。

青春期にありがちな人情の機微っていうかさ、そういうのを一つの軸とする<古典部>は、今となっては米澤さんの本流ではないのかもしれないけれど、やはり彼の魅力の一つだと思う。




とか言って!
最大の関心事は『遠まわり~』のラストがあんなに素敵だっただけに二人の今後の関係が気になり過ぎてどうしましょう。
ってことですけれどねっ!!








追記:
『ボトルネック』が文庫化されたので買いました。単行本と並べてニヤニヤしてみたり。
ちょっと装丁が違い過ぎて吃驚。

これはまぁ、ミステリーと言うか。青春SFと言うか。

青春期の全能感を試練にかける。無能感の化物を描き出したと言われていました。
「絶望的すぎる」と叩かれてもいるような暗黒ですが。
『さよなら妖精』と共に米澤青春小説の最高級の作品だと思う。

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文化祭でした。


あの、わたしは基本的に気持ちを綴った文章って鵜呑みにしません。
言葉って酷くデジタルなツールだと思っているので。

だから……まぁ、この日記は報告程度に。








しかしこれが最後かと思いきやまさかのサプライズでしたね。
かなり迷ってる。
これを読んでくれているかな?
学指揮の君と浴衣の君(すまん)はちょいと考えを聞かせて下さい。



んー、文化祭はね。一言で言うと、「泣きました」
最後の部員全体での挨拶が声になりませんでしたよ。サンバはずっと笑顔だった記憶はあるのですけれど。

楽器を上げながら聞きに来てくれた先輩や部員の顔を見る度に、コレ。いちいち感極まっているんだな。こんなの柄じゃないのにって何処かで思いながら。

後輩とすれ違う度に「お疲れ~」って普段口癖のように使ってる言葉が出ない。

先輩と会ったところで御礼の言葉も出ない。

自分は自他共に認める「温度の低い人間」なんだがなぁ。







そして例年通り焼肉屋で打ち上げ(非公認)

騒いではしゃいで。
肉奪い合い、野菜押し付け合い。
ドリンクバーでゲテモノジュースに一気コール。
写メ大会に移行して。
二次会カラオケ雪崩込み。
周りのみんな上手いの何の。
歌って笑って手拍子叩き。
電車の都合でいち抜けた。

………………
………



ところで、今まで部活が続き、夏休みも部活だったのです。
わたしは……はっきり、勉強駄目駄目でした。
別に部活を言い訳に使うワケではないのですが、全っ然勉強してない。
天王山逃しましたよ。
光秀に討たれるよ秀吉!!



それでも、「きっと十年後、この毎日のことを惜しまない。」



部長殿の決めた今年のテーマ。

「Do It Yourself Performance」

和訳すると、
「自分自身でやれ」
かな? 英語得意な人よろしく。

コレ、部活だけじゃなく、これからの勉強他生活全般の合言葉に掲げようかな。

頑張ろう。この部活の思い出が「勉強の妨げだった部活」にならないよう。
定演に胸張って行けるように。




最後になったけど、
みなさん「お疲れ様」。

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※読書感想ではありません。

-----
栃木県全域に低温注意報発令中
-----


最近寒くて。夜目が覚めることあります。
見上げる空は既に高く、空気も秋の色が着いて来ました。
秋の空気って夏の空気と違って軽い。湿気が減って、徐々に透き通る。

何ですか。夏は艶のある透明感なんですが、水面の様なとろとろしてそうな。
秋は段々と艶とろみを失って、冬の鋭利な、きんきんに澄み切った空気への過渡期なんですかね~


今年の夏は短かったですね。
っーワケで秋です。


プロフにありますが、わたしは秋生まれ。
好きな季節は冬です。前にも書きましたが、雪合戦ができないほどにさらっさらの雪が好きなので。

多分ですが、冬が好きな人が秋を嫌いなことはないでしょう。
わたしは秋も好きです。





すわ、言いたいことは、一足先にアバターその他を秋にしました。

と言うことと、

近隣の高校は今日から新学期だけれど、うちの高校は来週からだぜ。今週は夏休みだぜ。という喜び。
冬が好きでも夏休みは長い方がいいな。←三学期制




まぁ……夏期課外で授業なんだけどね。それも全学年。

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今日二度目の更新となります。
珍しいことです。


モバゲータウンのプロフィール、職業と趣味の欄には自由な文字列を入れることができます。
その欄をいかに有効活用するか。

わたしはそこに本の名前と作者を入れ、何を読んでいるか、或は読み終えたかを記していました。
また、「伝言板は日記」や「友希歓迎」などメッセージを入れたりもしました。

でも個人的に一番気に入っていたものは、

職業:読者
趣味:読書

です。これは僕にあまりにピッタリだと思ったワケです。


しかし最近こう思うようになりました。
趣味は衝動買いの方がいいのではないか、と。
一問一答にも書きましたが、わたしは基本的に先のことを考えることが苦手です。
オプティミストなものですからやや刹那主義なんです。

往々にして刹那主義はあまりよく思われません。僕だって良いこととは思っていません。
でも、でもですよ。
五年前のあの日、書店で見かけた『さよなら妖精』。あの本が今ここにあるからこそ、わたしはこうしてこんな気分でいるわけです。




思えば、吹奏楽部に入部したことも刹那主義のなせる業でした。
将来を決める夏休み、三年の夏休みが終わるまで続く部活に入ったこと。少しでもそう考えたなら、二の足を踏んでいたでしょう。
でも僕は、何も考えることなく、吹奏楽部に入りました。
「音楽部ブラスアンサンブル斑に入って来た」
と言ったときの親の台詞はまだ覚えてる。

でも、遂に明日、最後のコンクールを目前にしたとき、わたしが思うことは二つ。

「思えば三年長かった」
「よくここまで続いたものだ」




『きっと十年後、この毎日のことを惜しまない。』

十年先のことはわからないけれど、入部から三年、あの毎日のことを惜しんではいません。

刹那主義も悪くない。



ケ・セラ・セラ
世の中なるようになるのさ。

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これは完全に蛇足になるけれど、と言うか文章の頭に“蛇足”がくるなど有り得ないのだけれど、敢えて蛇足として。


わたしは、ぼくこと巣籠カナに共感できることなど、何一つ、持ち合わせてなんかいなかった。


わたしは15才の時、高校受験期、ただのんべんだらりと勉強して、高校生を夢見ることなく、勉強もしないでゲームやったり本読んでたりしている子供だったから。
大人になったって構わなかった。
ピーター・パンなんて格好悪いと思ってた。
大人になることに夢を描いていたワケじゃないが、大人になりたくないと、夢を見るワケでもなかった。


まぁ、それはさておき、


『推定少女』(桜庭一樹/角川文庫)


読了~




すごい吸引力ですねこれ。ダイソン並だよダイソン。
頭の中引っ掻き回された。
もぅ、わたしの目は字なんて追ってなかった。
わたしの指はページなんてめくってなかった。
わたしの肌は扇風機の風なんて感じてなかった。
わたしの耳は、耳には少し邪魔されたけれど。

ぼくの読書スタイルとして[音楽と共に]って選択肢がないのは、こういう理由で 笑




自己分析の結果として、わたしは割りと本の中に没頭する方だと自負しています。
さっき挙げたやつ、別にこの作品に限ったことではないのです。
目には文字じゃなくて物語の世界が写って、ページっていつの間にめくられてるの? みたいな。

でもこの作品、ちょいと度を越してます。
解説の言葉を借りるなら、「エモーションで埋めつくす」。
目は巣籠カナの目になって、四肢は巣籠カナの四肢に、心は巣籠カナの心に、なってしまうのですよ。しまったのですよ。
脳髄ごと巣籠カナに乗っ取られた感じですかねぇ。

たとい、この作品が、一人称自分視点型(※)だと言うことを差し引いても、この共感は何なのだろう。



冒頭でも述べましたが、落ち着いて考えてみると、わたしは巣籠カナに何一つ共感できません。
この“家出少女”とわたしでは違うところが多い。共感するには、違いが多過ぎでした。

まぁ、ここでわたしの人生観の話しにすり替えるのも吝かではありませんが、そういうのは難なので。なので、話しは堂々巡り。最初の主張に戻るワケで、

巣籠カナに脳髄ごと乗っ取られました。

それくらい文章に力がある。
あぁ、小説ってこういうものを指すのかな。テンポの良い文章ってこういうものなんだろうか。






わたしの読書として、“物語の世界に放り込まれる”っていうのはつくづく得な感覚だと、こういうときに思います。
わたし自身も何かしらの考えを持っていて、この世界に対して感じるところもあります。
でも本を読んでいるその間、別の考えを知れるし、別の感じを感じられる。それこそ、巣籠カナになってしまったかのように。
読書の間、別の人間になって、別の世界に生きることができるこの感覚。
「僕は得してる」とか思っていたのですが、
でも違ったんですね。

この作品なら、桜庭さんなら誰もをその世界に引きずり込むんじゃないか、巣籠カナに脳髄を乗っ取らせてしまうのではないか、

そんな風に思ってます。今。




内容★★★☆☆
文章★★★★★
総合★★★★☆[優]


※全てに於いてわたしの主観です。
※再度読むことで全く違う印象を受けるかもです。
※わたしが決定的に読解力に欠けているのかもしれません


(※)
いちにんしょうじぶんしてんがた
【一人称自分視点型】
造語。
個人的に一人称の小説を大別するときに使う。今作った。
主人公を指す言葉として一人称代名詞を使う。
地の文に主観が混ざる。
心情を口語みたいな言葉で以て直接に表す。
または暗諭で以て間接に表す。
一番読み手の共感を得られ易いと思う。

例として、『推定少女』『氷菓』等。


いちにんしょうたにんしてんがた
【一人称他人視点型】
造語。
個人的に一人称の小説を大別するとき使う。一人称自分視点型と区別する為に今作った。
主人公を指す言葉として本人の名前を使う。
地の文に主観が混ざる。
心情を「○○は~と思った」のように人事みたいに表す。
または暗諭で以て間接に表す。
割りと三人称の小説に近いと言うか、もしかしたらそのものかも。

例として、『探偵ガリレオ』『扉の外』等。

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駄文同盟.comに登録しました。



何と言うか、
【何でもあり】の権化にして、勝手サイトの頂点にして、“だぶんぐる”なインスパイアでアバンギャルドでエロい検索エンジンです。
意味不明ですまぬ。




時間を余らせて仕方のない方、この検索サイトでだらだらネットサーフィンをするとあら不思議、きっとその持て余していた時間は底を尽き、さらに何かに必要な時間さえも失っているという自体になるでしょう。
ご利用は計画的に、個人の責任でお願いします。

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『けいおん!』最終回見た。

しかもリアルタイムで見た!


おかげで今日は眠くて仕方がなかった……ワケではなく、意外に元気でした。
でも居眠りしてしまうと異常に深い眠りになってしまってびっくり。



それにしてもけいおん最終回よかったです。
25:59からの深夜枠のアニメってことで、それこそ「もえもえきゅん」な箇所の多いアニメですが、今回のは何だかぐっと来ました。夜中でハイになっていたのか判りませんけれど、感動しちまいましたよ。
(ちなみに個人的「もえもえきゅん」は12話を通して一ヶ所しかなかった。アンテナが低い……)

今までの回と違って演奏のシーンが長かったのも○
律ちゃん(Drums)の手元が映ることもあって◎


今までもそしてこれからも(恐らく)、アニメを見たりはしないわたしですけれど、『けいおん!』二期をやるなら見ましょう。
ぁ、でもアニメ映画は別よ? 見ますよ?



それにしても最終回の放送までに全部見ることができて本当によかった。YouTubeとかありがとう!

そしてワンセグケータイありがとう!!






追記:
どうやら公式フルスコア+CDが出るらしいですね。
発売日まで覚えていれば買います。

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アルル、かわえぇ…………



と、のっけから変態ですみませぬ。勿論冗談です。


『ぷよぷよ! Puyopuyo 15th anniversary』をホントに久しぶりにやったら以外にハマった。



しかしね、アルルは言わずと知れたボク少女なワケですけれど、彼女って“元祖”ボク少女じゃないですか? 先駆けと言うか。

『ぷよぷよ!』で15周年なんだから、ぷよぷよが世間に現れたのは1991年ってことで、成る程同い年だねアルル、じゃなかったぷよぷよ。
そんな時代にこんな今の“萌えブーム”(?)を予見してなのかそんなキャラがいたっていうのはなかなか驚きです
勿論ただわたしの見聞が狭いだけでもっともっと前から存在していたのかも知れませんけれどね。




で、何故いきなりぷよぷよかと言うと……

みなさん、ぷよぷよのノベル版があるのをご存知ですか?
小学校の三年生のときに友達に――ってか先輩に借りて読んだのですが。
ぷよぷよについての思い出は断片的な朧げなものが幾つかあるのですけれど、その“ノベル版ぷよぷよの記憶”が1番朧げで、事の真偽が飛び抜けてはっきりしないことから、僕の中では半ば幻と化していたのです。

(ちなみに僕が初めてやったぷよぷよは小一くらいの頃で、SFCの『す~ぱ~ぷよぷよ』でした。“こんてぃにゅ~?”と書かれた横で大して可愛くもないアルルが頭を抱えてぷよを見ている画面を妙にはっきり覚えています)


その幻の“ぷよぷよのノベル版”を遂に発見しました!

『魔導物語』(?/?)

んー、すみません。買うものを決めて行ったブックオフで発見したのですが、手元にお金がなくてですね、買えなかったのですよ。

魔導物語ってのは、コンパイルがぷよぷよを作るに当たってキャラクターの元ネタにしたRPGらしいのです。どうやら幻のノベル版とはそのゲームのノベライズだったようです。


一人称の「ボク」に始まり、「ケド」とか、「だよネ」とか、なかなか時代を感じさせる文体ですな。

まぁ、買うつもりはありませんけれどね。実在することを確かめられただけで満足。




さてさて話しは変わりましてブラウザの話し。
ウェブブラウザのことです。
例えば、『Internet Explorer』とか『Mozilla Firefox』とか。
わたしが愛用しているブラウザは『Lunascape』です。

この広大な電脳空間には無数のブラウザが存在していて、家のパソコンにインストールしてあるものいるだけでも、

Windows Internet Explore/Microsoft
Mozilla Firefox/Mozilla Foundation
Safari/Apple
Opera/Opera Software ASA
Lunascape/Lunascape株式会社

の五つ。何でこんなにあるんだか……
ぁ、わたしが親に黙って勝手にダウンロードしたのはLunascapeだけです。他は親が入れたのですよ(注:SafariはiTunesと一緒に落ちて来ました)。


これらのブラウザは全部が全部、各々が別々のレンダリングエンジンを持ってます。
平たく言えばサイトのデータを読み込むエンジンですね。それがばらばらなのです。
例えば、IEはTrident、FxはGecko、SafariはWebKitと言うエンジンを搭載しています。

ブラウザによって表示できるサイトとできないサイトがあるのはこのためだそうです。普通は大抵のブラウザに対応するようなサイトを作るそうですけれどね。

ですから時と場合によっては複数のブラウザを持っていた方がいいことになります。ネットサーフィンとか、サイトの作成とか。


そんな手間を省いてくれるのが、トリプルエンジンの『Lunascape』!! しかも世界最速。
の三つのエンジンを搭載していてボタン一つで切り替えです。
早稲田大学の大学院で開発された純国産タブブラウザ。

……はい。宣伝でした。


それはともかく、わたしは普段LunascapeのWebKitでサイトを見ているのですけれど、最近IEでこのブログを見てみました。


IEだとこのブログ、レイアウト崩れていますね?


できたら報告をお願いします。
直せるワケではありませんけれど、別のテンプレートを考えるかもです。

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強歩も終わり、数学の章末テストも終わり、中間テストもない。
ぃざ、向かうは6月6・7日の進研模試。




お久しぶりな更新ですか?
人見です。こんぃろでしたけれど、先日少々名前を変更いたしまして、「みずぃろ」と致しました。意味はありません。


わたしは好きな言葉には、と言うかそれを訊かれたときには
【為せば成る、為さねば成らぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり】
という上杉鷹山の歌より、

【成らぬは人の為さぬなりけり】

を挙げます。
単にわたしが捻くれ者だとか、そういう話しではありませんが、【為せば成る】はあまり好きではありません。


【為せば成る】のような前向きな言葉もいいでしょう。
一念発起して何かを始めるときに、自分を鼓舞したり、やる気を出したり。なかなか有用性が高いと言うか、多くの人に受け入れられる内容ですよね。

でも上杉鷹山は(敬略)恐らく、そんな励ますようなつもりでその歌を詠んだワケでは恐らくないでしょう。根拠など皆無ですけれど。


だって【成らぬは人の為さぬなりけり】って戒めでしょう?
「成らないのは、やらないからだろ? きちんと全力出せよ」
って意味だと思うのですよ。
まぁ、前半と後半は対偶関係と言うか、同じことだろうという解釈も勿論あるでしょう。
何の根拠も歴史も、まして上杉鷹山その人のことも何にも知らないわたしがこんなことを言うのはおこがましいのですけれどね 苦笑


まぁ、ですからわたしは【成らぬは人の為さぬなりけり】を座右の銘のように掲げたい。
決して
「成績が伸びないのはやらないからなんだよ。やればできるよ」
の様な免罪符にしないよう気を付けながら。
寧ろ、
「やらないそれも、手前の実力」
くらいの意味でこの言葉を掲げます。




それともう一つ、憧れる言葉がありまして、それはずばり
【有言実行】
です。

言ったからにはやる。

やろう。言ったからには。

さぁ、やりますか。
言ったからには。
【成らぬは人の為さぬなりけり】
成らなかったらそれはわたしの力不足です。『為す力』の。






追記:コメントレス機能を使ってみました。確認して下され。

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強歩とは、わたしの通う高校の恒例行事です。
この高校には、この強歩の他に「寒稽古」という並んで《○高二大行事》とでも呼べる様な行事があるのですが、それはまたいずれ。

皆様ご存知かとは存じますが、昨日五月二十二日、その強歩が終了致しまして。
無事に完歩しました。応援してくれた皆様ありがとうございます。

さて、その「強歩」、「競歩」と誤記されることがしばしばながら、敢えての誤記も多数見受けられます。
「狂歩」「凶歩」「恐歩」等と言ったものから、
「共歩」「協歩」等々。
それ等は単に強歩を揶揄するものから、校長先生の話にでも出てきそうな奇麗事でもあります。
前者は主に嫌々ながらに歩き通す生徒達から、後者はやはり先生方から聞こえてきます。
そんな色々な言われ方をしている強歩ですが、わたしとしてはその全てが「強歩」を正確に表しているものだと、そう思えてなりません。

レポはやはり当日になってみるとそんなものやっている余裕は何処にもなくて、文章を考える暇すらなくて(というのは辛いと言う事と共に、友人との会話があったからと言う理由もあります)、適当に書いていたので、レポと言いながらその辛さを的確に表しているとは言えないものになりました。
やはり85kmといったら並大抵の距離ではありませんから、それを歩くにはそれ相応の困難が付き纏います。

筆頭には<足の痛み>
これ、脚と、言うより足の痛みが最高にひどくなります。
特に足の裏。
指に豆などできる方にしてみればそうだとは限りませんが、わたしは足の裏が最高に痛くなりました。
土踏まずを除いた全ての足の裏が一歩踏み出すたびに痛むのです。それはすぐに慢性的な痛みに変わり、まるで自分の足など地面についていないかのようです。

次は<肩の痛み>
リュックを背負う肩の痛みです。筋肉が、というより皮膚の痛み。
擦れてしまって、靴擦れのような痛みが肩を襲うのですよ。リュックを背負うに当たっては肩との間にタオルを挟まないと、とてもとても背負えない。

他にも股関節やら脹脛やら、延いては腰痛、頭痛までも。試練という試練が襲い掛かってくるのです。
「バファリンを規定の倍飲んで仮眠を取れば、まるで強歩が今から始まるかのように楽になれる」
という裏技というか荒業、「リセット裏技」(今名付けた)と言う伝説が存在する程の苦痛です。苦行か、これは。

そんな苦痛の中にあっても、生徒たちは歩くしかありません。
勿論、リタイアと言う選択肢はあるにはあるのですが、そこは高校生。例年八割近い完歩率だと言う事実を耳にしてしまえば、「自分がその二割になることは避けたい」と思うのも道理。そんな思いを反映したか落伍者を搬送するバスの名前は≪収容車≫。致仕方ないから足を運ぶ。左右の足を交互に前に出すのみです。

投げ出してしまいたい。でも其れだけは勘弁。ほとんどの友達が参加している行事に一人だけ参加できないなんて……

そんな精神と肉体の綱渡り。一歩一歩が綱渡り。
そんな狂ってしまいそうなこれまさに「狂歩」
恐るべき「恐歩」これぞ「凶歩」


けれど、それだけでは「強歩」を言い表したことにはなりません。
何故先輩方は強歩のことを話すときに笑顔になるのか。
【完歩へのキーワードは〝気合〟だ】
と言うのはわたしが在学している三年間強歩の先導歩を勤めた先生の言葉です。
完歩への必需品は精神力。
体力はあるに越したことはありませんが、この85kmを歩くには、どんなに体力があっても辛くなってくるものです。シンプル且つ的確にそれを言い表した言葉でしょう。
その精神力を保つのにまた必要不可欠なのが友達の存在なんです。
彼らの素晴らしさ、必要性をここで書くのは止めましょう。これ以上冗長にしても難ですし。
共に歩いてこその完歩。苦しいときに頼れるのは友です。神じゃない。
「共歩」なんですよ。


そして忘れてはならないのが、「協歩」の「協」の字。
85km強歩が高校の職員だけでできる訳はありませんし、不可能です。
保護者、同窓生、各小中学校、警察、そして医師会までもがこの強歩に力を貸してくれているのです。
わたしの親は学校から最も離れた地区を担当する保護者会に属しています。
彼らは夜中の二時に集合して五時に解散と言う日程で、立哨と休憩ポイントでの支援にあたってくれました。
共働きの両親ですが、その21日及び22日には仕事を休んで強歩の支援に当たってくれました。
また、施設を貸してくれる小中学校や、道路の使用の許可や立哨にあたる警察。救護テントでは生徒の健康の維持のために近隣の医者や看護士がボランティアで救護に当たってくれるのです。
「そこまでしてやるのか」と思ってしまいますが、だから尚更完歩しないといけない気分になりますし、そこまでして続けてきたからこそ軽々しく強歩を止める訳にも行かないのですよ。


一口に「強歩」とは言っても、恒例行事と言っても、すごい物なんです。



で、三ヵ年完歩を達成した感想は、と言うと……

嗚呼、もう強歩とはオサラバだ

それに尽きます 笑←

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この記事は強歩が終わるまで一番上に表示しておきます 
 
 
 
 
第24回強歩リアルタイムレポート実施要項

      記

1.目的
 ・25時間をかけて85kmを歩き通すという“強歩”という行事の実態を世間に知ってもらいたい
 ・最後の強歩として何かしたい ←

2.期日
 平成21年5月21日(木)~22日(金)

3.場所
 モバゲータウン内、。+∮ハ月†+゜の日記
 (会員でなくとも日記は読めるはずです。)

4.日程
 下記の通り

到着予定時刻【スタートからの通算距離(km)】
12:00【10.0】
15:25【22.3】
18:05【33.3】
20:35【41.2】
22:35【48.7】
0:35【55.2】
3:55【63.7】
5:40【69.6】
8:30【76.3】
11:00【85.0】←ゴール!!

先導歩と最後尾では最大で二時間のズレが認められているので悪しからず。

5.概要
 ・85km中に点在している各休憩ポイントから《メールで日記》機能を利用して状況を報告する

6.その他
 ・やめれつまんねーとか言われてしまえば頓挫するかも
 ・そんな気力も残らないくらいへとへとになるかも(危険大)
 ・そうなってしまったら断念します。
 ・『夜のピクニック』のような展開は期待されるだけ困ります。
  わたしの学校の特性を考えてもらえば……
 ・上記のリンク先に飛べない場合、連絡をお願いします。




(一方的な連絡です コメントの有無等、ブログの確認はまだしていません申し訳ない)

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と言う名の短篇小説をご存知ですか?
短篇と言うか、極短篇。すげー短い。



その短篇は何を隠そう恩田陸、『夜のピクニック』の前日譚です。もちろん御本人によるものです。
その中には、勿論夜ピクにも
【みんなで、夜、歩く。それだけのことが、なぜこんなに特別なんだろうね。】
という言葉が出てきます。




最後の強歩が遂に明日に迫ってます。
ぅん。特別なこと、だろうさ。













コメ返~ありがとう~
>>葱さん
ありがとうございます。お誉めに預かり光栄至極。
ですが、わたしには“あの人=あの人”は最後まで判りませんでしたよ。身震いした箇所です。
なかなか葱さんの方にコメントしていなくてすみません。近いうちにしに行きます。

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『冷たい校舎の時は止まる』(辻村深月/講談社文庫)
読了~


何でもいぃけれどこの本、読みながらひどく不快になった所があります。



粗筋を説明するならば、
ある雪の日、いつもの通りに学校に向かった学級委員の七人は、しかしどうやら学校には彼らしか来ていないことに気が付く。
そのうち玄関(作中の表現による わたしだったら昇降口とするところ どうでもいいけど)が開かないことに気が付いて……
閉じ込められた校舎の中で彼らは気が付く。
「二ヶ月前、文化祭の最終日に自殺したクラスメートの名前が、思い出せない」
ことに。

言ってしまうと、この校舎は誰かの精神世界で、そこから出るには“自殺したのが誰か”を思い出す必要があるのです。
いくら記憶を探っても、誰一人として思い出せないまま、彼らは危機にさらされていく……
“自殺した誰か”の記憶の片鱗を見せながら、思わせぶりな文章が続きながら、彼らは一人、また一人と姿を消して行きます。




でもね、はっきり言うと、“誰が自殺したのか”は上巻が終わる頃にはっきり判ります。見当が付くと言うのか、「〇〇だろうな」って。
考える程にその見当は確信に変わるのですが、下巻の中頃(正直ここまでくると明らか)にはしっかりと固有名詞を出しながらのミスリードが存在したり、(具体的に言うと「何で自殺なんか……」「ごめんなさい」みたいな会話。解決編にも見える)さらには“解決編”と名前の付いた章の手前に「あなたは自殺した人を誰だと考えますか」的な問題の付いた解答用紙が付いていて、正直“莫迦にしてるのか?”と思いました。“こんな簡単な問題で迷わせていると思ってんのか?”と。
当たっていましたしね。わたしの予想。



それでもわたしはこの作品にAを付けたい。
間に二冊の本を読み終えたとはいえ、読むのに二ヶ月のも時間をかけたこの本。
その理由には、
“続きが気にならない”という致命的な理由もあったのですが、
“寒い日に読みたい”と思っていました。

でも最近の陽気の中で読んで、気が付いた。

この本、


読んでると背筋が冷える


それだけの力がありました。
雪の降りしきる冷たい校舎の中、彼らの感じる不安とか恐怖とかが紙面の向こうのわたしに押し寄せてくるような。
オススメ。

Amazonのレビューでは以外に賛否両論のようで。
成る程、中にはページを繰るのがイヤになるような冗長な部分もありますが、それすら最後のどんでん返しへの伏線。
無駄なように見えても、全てのピースがあるべき場所に急速に収束していく様には身震いが止まらなかった。


そして全てが終わった後の爽やかなラスト。
【終わり良ければ全て良し】って言葉を本の感想に使うのは好きじゃないのですけれど、まぁ、この作品の読後感(?)はそれに近いものがあると思います。



えぇ、えぇ、“全て良し”ですとも。
次の彼女の本も読もう。できれば二段になっているノベル形式で。




内容★★★★☆
文章★★★★☆
総合★★★★☆[優]




§いつもコメントありがとうございます ←遅い
>>サカつく先生
然り。
こんなときに「やっぱり一番必要なのはその職業を良く知ることなんだな」と思います。
「本を読まずして作家にはなれないのだな」と感じますね。
わたしは大学に合格したらまた頑張ってみようかと思っております。
中身はなくてもこまめに更新。でもキーワードは「宵の徒然」。記録/回想今後ともよろしくです。

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『Add』(仁木健/角川スニーカー文庫)


このブログ、ライトノベル→ライトノベル→深夜アニメ、と、なかなか遺憾な方向になって来ています。個人的に看過できない状況です。
が、この『Add』ってのも紛れもなくライトノベル。
……あぁっ、待ってぇな。帰らんといて。
中身のことはよう言わん。紹介もせん。


ただ、わたしが創作活動をするに当たって終始念頭に置き続けたのが、この作者の言葉なのです。


と、ただそれだけ。今日はそれを紹介します。



まず、粗筋を説明すると、
とあるウイルス性脳疾患が世界を席巻した世界が舞台。人類は大幅に数を減らしたが、その治療の為に脳の研究が急速に発展したおかげで“人類と同程度の思考力をもったロボット”通称“無機人”が生まれた。
彼らは人間と同じ思考力を持ちながらも、無機人による犯罪は人間の十万分の一。その背景には無機人には『教育以上洗脳未満』の思考制御がなされているからである。

……と、SFですね。



で、作者さんは最終巻のあとがきでこんなことを書いています。


僕には「『その世界でしか書けないこと』を書こう」が創作の指標なんだ、
(中略)
魔法がある世界でも、炎の魔法が火炎放射器としてしか使われないなら、火炎放射器でよくない? そんなことを考えた先に「等身大ロボットがいる世界でしか書けないもの」としてAddが生まれました。


ぅーん。
正しく。
これ、別にファンタジーを書く場合にだけしか適用できないワケでは勿論ありません。
勿論ファンタジーを書くときにこそ必要なことであるっていうことは、間違いありませんけれど。


〇〇であるからこそ××
〇〇である必要があった

そんな世界を作りたい。その世界観、その設定、そのキャラクター……
ボクはできたのかな……?

《そこにしかないものを書く。》

例えば『DEATH NOTE』(大場つぐみ・小畑健/集英社)はノートでなければいけなかったのです。“サイトに名前を書けば死ぬ”とか“死神を使役して殺す”とかでは駄目だった。
例えば『図書館の神様』(瀬尾まいこ/?)は図書館でなければいけなかった。吹奏楽部でも、文芸部でも、そこらの文化部とかでは駄目だった。

だから『常野物語』(恩田陸/集英社)は“不思議な能力”だけでよかった。それがよかった。“魔法使い”や“魔術師”である必要は何処にもなかった。だからそうしなかったのかもしれない。それが「常野」から来た彼らの周りは不思議な優しさが満ちる。少しの哀しさが漂う。



きゃー、作家って素晴らしい。
自由な世界を丸々一つ創造するワケですからね。
創造主ですからね。
世の作家さんに、そして作家志望者さんに幸あれ!!



ってことで、メインはコメント返信でした(暴



§いつもコメントありがとうございます
>>葱さん
はい、すみません。少し確信犯なところも無きにしもあらずや(詠嘆)
『旅に出よう~』は完全に偶然ですけれど、桜庭さんと『けいおん!』を記事にするにあたり葱さんの存在が全く関与しなかったと言えば、それは嘘になるのでしょうね。
んん、長くなりそう。とりま謝辞っつーことで一つ。
……さて、
実はアニメでゆいちゃんが『ムギちゃん』と言う度に『麦茶』に聞こえて仕方がありませんでした ←
立派なティーカップで麦茶飲んでるのか……みたいな。

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『俺、強歩中でも『けいおん!』は絶対見ますよ』(部活の後輩/ホルン)




何だかアニメの名前にしては妙に耳に入ってくる『けいおん!』


「先輩! 今日から『けいおん!』のアニメ始まりますよ」
「それ何?」
「先輩バンドもやってましたよね? なら見たほうがいいですよ」
「何? 面白いの?」
「俺は原作から注目してましたけど、面白いっすよ」
「何処でいつやるの?」
「TBSで2:00からです。まぁ、正確には明日っすけどね」
(あぁ、深夜アニメか)

と、そんな会話もしました。冒頭の彼ではありませんけれどね。
いつ頃でしたでしょうか……?



さて、『けいおん!』。
見ました。第一話。遅いけど。


何か。
“あぁ”って感じ。
“あぁ成る程。深夜枠か”って。

まぁ、まだまだ音楽なんてしていませんからね。そんな感想でも仕方ないでしょう。とか自己のアンテナの低さを慰めてみたり。

演出だったり何だったりに、一昔前に見た『おジャ魔女ドレミ』を思い出しました。日曜の朝にやっていたやつ。
アニメと言えばテレ東で夜7:00。みたいな世界とは一線を画す存在ですね。


ちなみにわたしの中でのアニメはドラえもんや、よくてポケモン。
あとは名探偵コナンですね。コナンは映画がテレビで放送される度に欠かさず見ていますから。



で、『けいおん!』を見ながら気付いたことが一つ。


これ、白身魚さんの絵に激似。


これかな? 堀口悠紀子さん。
キャラクターデザインと、総画監督。同一人物だよね?
あとこのブログにリンクが貼ってあるサイトの《どちび》さん。

ググッてみました。やはりそのようです。わたしの眼はまだ節穴ではないようです。視力は三桁ですが。



では今日は日記風に。後はコメント返信で終りにします。
“強歩”についてはまた今度。




§いつもありがとうございます。
>>葱さん
マニアック、ですか。本人による著作解説で1番頭に載っていたので。
“できたらデビュー作から読む”のが好きですので、1番古そうなのから 笑
ではその勧めて頂いたものも近い内に……と、言うより文字化けですか? 意図的ですか? 一部何だかすごいことになっていますけれど。



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『赤×ピンク』(桜庭一樹/ファミ通文庫)


電脳空間外の友人に氏の熱烈なファンがいまして、彼が言うことには、“桜庭一樹以外の作家は好きじゃない”とのこと。

彼は似非読書家で、何を読んでも“桜庭さんに比べれば……”と言っていた。

氏には大変申し訳ないことですけれど、そんな友人がいると氏の本を読もうなんて、これっぽっちも思えないものです。


まぁ、それはさておき、わたしは桜庭さんの作品をひとっつも読んだことがございません。


名前は腐る程聞きました。
名声も同じくらい聞きました。
書店で著作を沢山見ました。
ライトノベル作家のときから、全くラノベを読まない母親(わたしの読書好きは彼女に起因するとろが多々あり)が名前を知っていたことからも、ただ者ではない力が窺えます。


でも、惹かれなかった。まぁ、推されれば読んだかもわかりかねますけれど。


正直言って怖かったのかも。
もし自分が桜庭さんの魔法の虜になったらどうしよう。的な。

好きになった作家さんの本は全て手元に揃えて並べて保存したくなるので 笑


そんな重い腰を上げさせたのが『野性時代』。



僕は平生から米澤穂信さんのファンであると声高に主張しています。
彼の描く青春物語は、例えば石田衣良さんやあさのあつこさんの描く青春物語と違って、割合さばさばしていながら時にはぐっと来るような独特な(?)仕上がり。
青春物語×ミステリーっていう式はなかなかどうして綺麗な解がでるようです。
《探偵役》の主人公は日常に散在する些細な謎を通して世界と、人と関わって行くのですよ。
小さな疑問や、時には少し大きな事件に関わって、その謎を解くことで、その陰にあった、人の心を掬い上げるのです。

この『野性時代vol.39』には米澤さんの短編『手作りチョコレート事件』が収録されていて、さらには恒川光太郎『神家没落』が入っているという宝もの。
どちらもわたしが読んだなかで特に好きなものですので思わず買ってしまったのは、最早何年前なのかな……?

裏表紙を確かめました。2007年2月に発行されていますね。
その時に買ったっていう保証はありませんけれどね ←


段ボールから出て来たそれ、何と先に挙げた二つしか読んでなかったという奇跡。
そう言えばわたしはジャンプも好きな漫画だけ立ち読みする質です。

で、その野性時代を読んだ。連載ものは読まなかったけれど、残りの短編と、特集。


特集『桜庭一樹――愛と煩悩のワンダフルワールド――』


……ぅゎゎわ 何か、面白い。
大抵特集にはその作家さんによる短編が一緒に載せられるものですけれど、それがまた、

[さくらばさん の 『ゴージャス』 !!]
[こうかは ばつぐんだ !!]
[ひとみ は たおれた !!]

  みたいな。


ははぁ、参っちゃったよ。著作も読もう。




そんな感じだからこそ文芸雑誌は面白い。
新しく好きになる作家さんが出るかもわかりませんし。

まぁ、本屋でたまたま見ることがなければ、立ち読みもしませんけれどね~



ちなみに最新の野性時代は
総力特集『万城目学のウソ力』

買っちゃいました。
万城目さんはまだ二つしか読んでいないので、特集は後のお楽しみ。





§いつもコメントありがとうございます。
ぬぎさん>>確かにコメディー的な部分にはくすりとさせられましたね。
萬屋さんはもう書かれないのでしょうかね~



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至極どうでもいぃ話し、この本を読んだあとしばらくの間ホンダのスーパーカブに乗りたくて仕方がなかった。



はぃ。書くことがないから、自宅にあるラノベでお茶を濁そうという魂胆。第二弾。(押韻)


『旅に出よう、滅びゆく世界の果てまで。』(萬屋直人/電撃文庫)

“なおと”じゃないよ。“ただひと”。“よろずやただひと”です。
まぁ、例によって、ほぼ一年前に読み終えた直後は「外したぁ」って思ったのですけれど、最近読んで思った。

『第二章 翼』に関してだけ言えば、なかなかの秀作。

って言うか、何か上目線だな何だかこんなレビュー紛いのことやっているとちょっと感性がと言うか表現が辛辣になって行くような……
……笑顔修復完了。


粗筋を言うならば、
『喪失症』と言われる“この世から一切合切の固有名詞が『喪われ』、人々は名前を失い、色彩を失い、存在自体を喪失していく現象”が世界を緩慢に蝕む中、『少年』と『少女』は一台のスーパーカブに乗って旅をする。
……っていう話し。


後書きによると、電撃大賞の〆切り一ヶ月前になってから書き出したっていう、なかなかステキな突貫作業で生み出されたらしい。

その所為なのか何なのか、全体的に粗削り。
いゃ、別に後付けの感想じゃないっすよ?!
ただ何だか重要な見せ場以外、つまり“ラノベしている”部分の表現については在り来りかなって感じ。
他の真面目な部分に於いての表現についてはいぃのに。

けれど、ライトノベルの最大の特徴は、小難しい表現を省いてと言うか、使わずに、馬鹿馬鹿しく見える程にキャラを立てて、世界描写を軽妙にするところでしょうからね。文長くてすみません。
だからこんな作風は個人的によくあるラノベなのかなぁと思ったり。


何だか感想と言うか、雑感って感じだけれど、まぁいぃでしょう。
して、問題の第二章について。
この章は先日のジェットコースター理論で行くと、


上がり切った瞬間にレールが失くなって墜落。


みたいな 笑
これがなかなか良い。勿論悲劇なのですけれど、インパクトあるし。きらきらしていた世界は一気に闇の中に……
この展開への持ち込み方、そして暗くなった世界の表現がわたし好み。
その後の幕間も良いです。

泣くに泣けない。あまりにも急展開過ぎて。

けれど、その展開しか有り得なぃ。
そうこない場合も考えられるけれど、それでは駄目だ。と思ってしまう程にその展開がぴったり。絶妙のバランス感覚だと思う。


それ以外の二つの章ははっきり言ってしまえば、
“記憶にないです。”
何か印象が薄いのですよね。
「あぁ、こんな人が出てたっけ」と思うも、その人が何をしていたのかまでは思い出せない。
『喪われた』のかな?


まぁ、そんなこんなで萬屋直人『旅に出よう、滅びゆく世界の果てまで。』でした。



内容★★★☆☆
文章★★★☆☆
総合★★★☆☆[良]

※全てに於いてわたしの主観です。
※再度読むことで全く違う印象を受けるかもです。
※わたしが決定的に読解力に欠けているのかもしれません


§いつもコメントありがとうございます。

>>葱さん
全く以て同意見です。
僕だってレジ行くときちょっとイヤですもの。
とか言いながら、出だし何頁とかのカラーは欲しいかも、とか思っている人見ですが 苦笑
だって白身魚さんの絵が好きなので……

>>サカつく先生
何度もラノベの記事を書いておいて何ですが、読まなくてもいぃかも……。
ラノベを莫迦にするつもりは毛頭ありませんが、正直この“何でもあり”のジャンルは当たり外れが激しい上に読み手を選ぶものかも知れないので。

実は読書量はそんなに多くないと思います。月に一冊読めば万々歳ですね。最近は。



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血液型はA。好きな飲み物は微炭酸かコーヒー、紅茶。
右利き。携帯を左手で持つ。


特に好きな作家様

米澤穂信・恒川光太郎・恩田陸・神谷学・瀬尾まいこ・万城目学・西尾維新・紅玉いづき・土橋真二郎・日日日……


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